先日 市役所からアンケートなるものが送られてきた。
こういう風なもの 殆ど参加する。
早速開いた。
先ず 本人が書けない 家族が想像して書くのにチェック
進んでいる内に 馬鹿らしくなってきた。
これは身体障害の人用じゃないの！ ？ と思った。
親でさえけんが将来の事、何を思っているかわからない。
障害も身体・知的・精神とあるがこれを一つに纏める方がおかしい。
「何故働いていないのですか？」
「福祉計画が終わる三年後、どのような生活をしたいですか？」
「現在の生活で困っている事がありますか？」
「それを相談できる人はいますか？」
これ誰への質問 障害者の息子に？？？？ それとも・・私に？？？
我が家の様な場合 親が想像して書くらしいのだが、はたと困った。
けんが何と思っているのか私にもわからない。
そら親の希望は就労して毎月低いながらも収入があり、何事にも人としての尊厳が守られる暮らしをしてほしいと思っている。
昨日施設の職員から連絡あり。
面談の時、けんの将来についての希望の問いがあった。
勿論 就労してグループホームでも入れて・・・と話したのだけど、現在の施設で就労支援グループに入ると、二年後就職して出ないといけないらしい。
就労も出来ない、二年、いや五年たっても十年たっても就職なって出来そうもない。
ずっと生活支援のグループに残ることになる。
こんなけんの為に親が死去した後、どんな環境がまっているのだろうか？
施設は解体、地域で暮らし 障害者も能力にあった職場に就労する。理想だけどね。
けんは就労などしたいと思ってないと思う。
自立とか支援とか自分を取り巻く環境に対し一切理解できない。
毎朝 「やすみぃ～ ねんねする」と言うけん。
毎日電車にのってお出かけして、少し買い物でも出来たら・・
きっとそんな生活がけんの一番の希望だと思う。
アンケート 捨てました。ふん・・と、顔をゆがめながら・・・