御由緒 下社にあたる当社・若狭姫神社は、元正天皇養老5年(721)2月10日、
上社より分祀し、若狭姫大神とした。
上社祭神の若狭彦大神同様、若狭姫大神の姿も唐人のようであったといい、眷属が八人。
一説には、現小浜市泊の村の裏山に上下両社の神が垂迹し、
のち遠敷へ移られたとして、泊に元宮と称する若狭彦姫神社がある。
古来、若狭彦神社(上社、上宮)を若狭国一宮とし、
若狭姫神社(下社、下宮)を二宮とされて来たが、
現在は、2社で若狭国一宮・若狭彦神社と称している。
室町以前は、祭祀の中心は上社であったが、
以降は、下社中心となり、現在の神事もほとんど下社で行われている。
当社は女神を祀っており、安産育児に霊験があると言われていて
境内には子種石や、乳神様とよばれる大銀杏などもある。 →若狭彦神社
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