根尾の薄墨桜と谷汲山華厳寺

薄墨桜

噂に聞いていた根尾の薄墨桜を尋ねました。
樹高 17、2m  幹周り 9、1mの巨木です。  丁度散る寸前の薄墨色でした。

昭和24年、238本の新しい根を繋ぎ 枯れかけた木の再生をしてい ます。
これほどの桜の巨木を見たことはありません。・・・が、周りの元気な色の良い花をみると
添え木に支えられ痛々しい感さえしました。   雨の中落花寸前の薄墨色でした。


●西国33ヶ所最後の札所、谷汲山華厳寺です。

雨の参道です。  私はここを訪れるのは初めてです。
両側の桜は散り始めておりさした傘の上にも舞散りました

母は2度ここを訪れています
その亡き母の言葉を思い出しました

「桜のはらはら散る吹雪の中を歩いて行くねん。
そしたら突き当たりに急な階段があってそれを上がると本堂なんや。
参道は長いけどさくらを見ながら 行くからいっこも苦にならんとお参りできるんよ」

母も同じこの時期、ここを訪れ美しい桜を見ながら結願の印を頂きにきたのでしょう