箕島漁港(10月30日)

船が港に帰ってくると女達は忙しくなります
夫が獲ってきた魚を、妻達はそれぞれのリヤカーに積みセリ場に走ります

”どけ!どけ!”
活け魚を一刻も早くとセリ場に運びます。  揚がる(死ぬ事)と値段が安くなるからです
セリばです
魚の種類・鮮度等を見て
値段を決めて入札します

夕焼けに染まる秋の漁港
セリの済んだリヤカーが並んでいます
日が水平線の彼方に沈もうとしています
船は明日の快晴を待っています
でも女達は小屋と呼ばれる仕事場でまだ働いています

小屋では運ばれてきた魚の
仕分け、氷をいれ梱包など
殆どが女性の仕事です

墨のついたイカを海水であらい
氷を入れて梱包しています